鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

ファンタジーには向かない言語

最近、ゲド戦記を原書で読んでいる。
私の英語能力では、ハリーポッターとはわけが違い、はっきりと意味の撮れる文が一つもないページとか普通にある。
ちょっとつらくはあるんだが、ぎりぎりストーリーを追えなくはない。
そのぎりぎり感が面白かったりもする。

で。

それとは関係のない話で。
読んでいてつくづく、英語はファンタジーには向かない言語だと思う。

というのは。
架空の固有名詞の読み方がわからない。
例えばゲド戦記なら主人公は“Ged”。これが「ゲド」なのか「ジェド」なのか。日本語版が「ゲド戦記」なので「ゲド」なんだろうなとは思うんだが、日本語版のかな表記がなければ「ジェド」だと思っていたに違いない。
Ged の師匠の “Ogion”も「オジオン」なのか「オギオン」なのかどちらでもない別の発音なのか。
“Wathort”なんて「ワソート」なのか「ウェイザート」なのか、場合によっては「ワトホルト」かもしれなかったり。

わからないからといって調べることもできないので、結局適当な読みを自分で決めて読むしかない。

英語は本当に困った言語だと思う。