nishino hirokazu さんという方(面識もネットのからみもない方)のツイート
を受けて、記事を書くことにした。
ゲームを作った
選択の内容と効果
1994年ごろ、PC-9801 用のゲームを作った。最初はシングルプレイヤーのゲームだったんだけど、敵を作るのが楽しいことに気づき、敵の思考ルーチンを外部から供給できるように変更。そして、思考ルーチン同士が戦う形にした。
草の根ネットで十数人のユーザーがいて、思考ルーチンを募ってリーグ戦を行ったりした。
最初に就職する際、「こういうゲーム作った人です雇ってください」という作戦で臨んだ。
その選択肢をどうやって知ったのか?
パソコン用のゲームに関する雑誌で知ったかな。わりとよく知られている選択肢だったと思う。
『注解 C++リファレンスマニュアル』を読んだ
選択の内容と効果
大学生の時、C++ のことを学ぼうと思い、読んだ。
読み進めていくうちに気づいたんだけど、この本はコンパイラを作る人とのための本だと思う。でもそのおかげで、一般的な C++ の本には書かれていない細部や、なぜそんな選択をしたのかについても書かれていて、深い理解につながった。今でもわからないことがあるとたまに読み返す。
当時はその後 20年以上の長きに渡って C++ で仕事をするなんて思いもしなかったわけだけど、結果的にはたいへん役に立っている。
その選択肢をどうやって知ったのか?
よくおぼえてないけど、書店で偶然発見したんだと思う。あの本を誰かに勧められたとか、書評を読んでとか、そういうことはない。
発見するためには、大書店をめぐるのが好きという趣味が必要だったと思う。
あの本を手にとってパラパラめくったとき「この本は、書き漏らしのないこと、間違っていないことにフォーカスしているからこの本を全部理解すれば完璧だな」という感覚があって購入に至ったんだと思う。
ruby を学んだ
オープンな勉強会を主催した
選択の内容と効果
2012年にオープンなプログラミング勉強会を主催した。詳細は オフラインリアルタイムどう書くの 会場や問題のリスト - 鍋あり谷あり を参照。
もともと当時勤めていた会社の中で社内勉強会を何度か主催したんだけど「勉強会に参加したいんだけど、上司に止められた」という声があり、だったら社外でやる、社外で勤務時間外なら上司の許可要らないだろ、ということで社外で行うことにした。そして社内からの参加者はすぐにフェードアウトし、社内の若い人たちのプログラミングスキル向上(そして、若くない人たちのプログラミングスキルを暴く)という夢はついえたんだけど、私にとっては良かった。
Qiita に記事を書くようになったのもこれがきっかけだし、Code IQ の出題者に誘われたのもこれがきっかけ。今の会社に入れたのは Qiita の記事が評価されてのことらしいので、これがきっかけと言えなくもない。
結婚した
選択の内容と効果
色々略。
特にこのご時世で、あるいは 2011年の3月からの数カ月間、知性と教養の面で信頼できる人と同居していることはとてもありがたいと感じる。
それ以外にもたくさん。
その選択肢をどうやって知ったのか?
大学で知り合った。
そういう意味では、あの大学に入って本当に良かったと思う。
「この選択肢を選んだことが別にその後の人生を良くしなかったな」と思う選択肢
特にその後の人生を良くしなかったな、と思うことも書いておこう。
と思ったんだけど、書きたいようなことは一個しか思いつかない。
*1:私が主催していた勉強会も同じく「横浜へなちょこプログラミング勉強会」と名乗っていたが、2011年のものは、それとは別のもの。