自分で飼っている猫を撮るのにいいデジタルカメラは？ と聞かれて、考えた。
必要な性能は：
- 起動が早く、シャッタータイムラグが短い。
- 近くでもピントが合う。
- 広角に強いのがいいと思う。
- 手振れしにくい（レンズが明るい*1、手振れ補正がある、CCDの感度がいい、等）
辺りだと思う。
で。
■まずは手振れ補正の Panasonic から、FZ2/FZ3。
売っていれば、DMC-FZ2が3万円弱。現行機種のDMC-FZ3なら4万強。手振れ補正＋明るいレンズ で、手振れしにくいので、暗い室内でこれよりも楽に撮れるカメラはこの価格帯には他にない。
欠点は、でかいこと。それに、起動も速くない。
■次に同じく Panasonic の薄くて小さい FX1/FX5/FX2/FX7。
売っていれば、旧機種が三万円前後。現行機種なら五万弱と四万弱。
FZ2/FZ3 と比べるとレンズが暗いし、現行機種では光学ファインダーがないので比較的手振れしやすいが、手振れ補正があるので普通のデジカメよりはかなりまし。
欠点は、起動が速くないことだが、FZ2/FZ3 よりはましだと思う。あと、背面液晶がなんとなくしょぼい。大きいから見やすい豪華な感じだけど、液晶の発色がなんとなくしょぼい。
■今度は コニミノの DiMAGEX50。
薄くて小さくて起動が速くてすぐ撮れる。しかも新機種の割に安めで3万〜4万円。
近くにピントが合うので、猫がよってきても大丈夫。秒間十コマ以上の連写もできる。
欠点は、手振れ補正が無く、レンズもそれほど明るくないので手振れしやすいこと。
■DiMAGEX50 と性能面で似ているのが同じく屈曲光学系のサンヨーXacti DSC-J4。
DiMAGEX50よりちょっと安く、厚みはあるけど長細い。ピンク色があったりするのが、そういう色が好きな人にはいいだろう。起動が速くてレリーズタイムラグが短いのもDiMAGEX50と同様。手振れしやすいのも同様。
■最後はリコー。旧機種の G4 Wide と、現行機種のGX。
どちらも安いが、旧製品は特に安い。二万円以下。
屈曲光学系のコニミノ・サンヨーに比べると劣るとはいえ、起動も速い。シャッターボタンを押してから撮れるまでの時間もとても短い。
しかしなんといっても、28mm相当からの広角で撮れるのが素晴らしい。
最短撮影距離の短さは、屈曲光学系の2機種に勝っている。
欠点は、手振れしやすいこと。DiMAGEX50 と同程度だと思う。それと、店頭で触った感じでは、なんとなく立て付けが悪いという印象だった。購入する前に、電気屋の店頭で触ってみることをお勧めする。
それと。
カタログ性能ではピントが合うのにかかる時間がわからない。生き物を捕るのには重要な性能なので、店頭で確認した方がいいと思う。
＃ソニー、フジフイルム、キヤノンが、ニコンが入ってないが、あえて避けたつもりはない。
*1:念のために書いておくと、レンズの「絞り」の数字が小さいほど明るい。
