去年の暮れにαSweet DIGITAL を買った。
それまで主たるデジカメだった DMC-FZ1 と比べて決定的に違うのは、明かりが足りないところでも写真が撮れること。
私は画質に対してあまり愛情がないので、画面いっぱい( 1280x960 ぐらい )あるいはL版程度に印刷してそれなりにきれいなら満足だと感じる。そういう基準だと、ISO800 までは何の問題もない。ISO1600 だと、暗いところのノイズがちょっとという程度で、さほど気にならない。ISO3200 だと、明るいところのノイズもちょっと気になるが、十分使える。
という感じなので、ISO感度だけでも DMC-FZ1(このカメラの場合は、できれば ISO50 で撮りたいが、ISO100 は十分つかえる。ISO200 は避けたい。ISO400 は、かなり覚悟というか割り切りというかが必要)の、16〜32倍。
さらに、いつもつけているレンズは 50mm F1.4 なので、レンズが4倍明るい(単焦点と12倍ズームを比べるのはあんまりではあるが)。
手ぶれ補正は両者とも同等として、暗いところでのシャッター速度は 64〜128倍。DMC-FZ1 で 1/8 秒でぎりぎり手持ちで撮れるかかも、というシチュエーションで、αSweet DIGITAL + 50mmF1.4 なら 1/100 より速く切れる。手ぶれ補正がなくてもなんとかなるくらいだ。
で。αSweet DIGITAL は悪くない選択だったと思ってはいるが、オーバースペックだとも感じている。
私に必要なのは:
- ISO1600かそれ以上で撮っても、130万画素ぐらいに縮小すればきれいに見えること
- ピーク性能でF2.0 とか、それぐらいの明るいレンズ
- 35mmフィルム換算で 28mm ぐらいから 70mm ぐらいまでカバーするレンズ*1
- ISO感度を手動で容易に変更できること
- 絞り優先とシャッター速度優先の自動露出と、露出補正
- まあまあの性能のオートフォーカス
- できればマニュアルフォーカス
- できれば手ぶれ補正
これだけあれば、600万画素も要らない。レンズの交換もできなくていい。DMFも要らない。ローカルフォーカスもなくてもいい。RAW で撮れなくてもいい。(どれも便利に利用している機能ではあるが)
大きさ・重さは、一眼レフよりも十分小さければ、そんなに小さくなくてもいい。PowerShot G3 とか、DMC-FZ3 とか、その辺りの大きさで。
なんてカメラが「室内で子供を取るには最適!」とかいうキャッチで売られてたら結構いいと思う。無理なのかなぁ。