メルセンヌツイスタの周期がどれほどのものなのか、感覚的にわかるような表現にしようと考えてみたが、わかったのは、形容しがたいということであった。
考えたのは:
1クロックに1兆個の乱数を発生させることができる、CPUがある。クロックは1兆テラHz。それを1兆年回したら云々
というような書き方なんだが、全然足りない。
どれくらい足りないかというと。
上記の条件で発生させることができる乱数は、せいぜい2の184乗。10の55乗。
一方。メルセンヌツイスタの周期は、2の19937乗。10の6000乗。
話にならない。
1クロックに無量大数個の乱数を発生させることができるCPUで、クロックは無量大数テラHz。それを無量大数年回しても*1、2の742乗。10の223乗。全く話にならない。
そんなCPUが無量大数個あるような宇宙が無量大数個あっても、メルセンヌツイスタの周期からすれば、全宇宙からみた電子一個にも満たない量である。
まったく形容しがたい。