シーベルト / 毎時シーベルト という単位
シーベルトは、被曝量の単位。放射線の量を種類ごとに分けて、人間への影響の度合いによって重み付けして加算したもの。
毎時シーベルト(Sv/h)は、その場所に一時間いたらどれだけ被曝するかを示す。
よく、日常の何倍とかいう記述を見るが「青酸カリの摂取量が日常のxx倍」と同様に無意味。それに「東京は0.809マイクロシーベルトだった。」のような記述は単位がおかしいので困る。毎時なのかなぁ。
被曝・放射能
原爆を浴びたら被爆。火暴。原爆じゃない普通の放射線の場合は被曝がよさそう。日暴。
α線だの中性子線だのが、放射線。放射線を出す能力ないしは性質が放射能。放射能を持つ物質は、放射性物質。
したがって、放射能をばらまくことはできない。放射能をばらまいていいのはゴジラだけ。( see http://twitter.com/kikumaco/status/47580454416687104 http://twitter.com/kikumaco/status/47583066755055616 )
被曝量
被曝が人体に与える影響というか、どうなったら逃げるべきかについては
を見るのが良さそう。
この記事によると、妊婦や小児の場合でも
居住地近くでの放射線濃度が30マイクロSv/時
までは避難を考慮しなくていいみたい。
普通の自然放射線は、地域差があるのでこれという値はないが、オーダーとしては
- 普通の自然放射線 = 1mSv/year = 0.11μSv/h ( http://www.tepco.co.jp/nu/knowledge/radiation/index-j.html )
この程度。
つまり、通常時の300倍辺りでと言いたいところだが、分母となる値の地域差が多いので、何倍という数値だけで判断するのは難しい。
なお。以前ここに書いていた内容は、内部被曝を考慮していないのであまり良くなかった。