鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

エプソンの新製品

デジタルカメラは、撮像素子からリアルタイムで情報を引き出せる以上、一眼レフは本筋ではないように思ってる。レンジファインダーなら、視差を完全に排除したい場合はEVFで見ればよい。視差が気にならない場合や、画角があんまり狭くない場合は、レンジファインダーの方が明るいし、周りも見えるし、優れている。と思う。
まして。ちょっと妖しくいい描写をするという噂のロシアレンズがばっちり使えたりするとなれば。
だから、エプソンレンジファインダーカメラはすごく楽しみであった。
しかしながら。
エプソンの新製品 R-D1 は、私には、あまり好ましくない。
まず、オートフォーカスがない。ライカマウントだから仕方ないとか、そういう理由なのかもしれないが、AFがないのはやや面倒そうだ。でもまあ、マニュアルフォーカスがすごく使いやすいのなら、なくてもいいのかもしれない。
次に。巻き上げレバー。巻き上げでリズムを作るのはいいとしても、連写できないのはつらいと思う。でも、そうまでしてしまうところがとても面白い。
最後に。コンセプト。銀塩レンジファインダーカメラらしさを追求するよりも、普通に撮影する道具としての使いやすさに力を注いでほしかった。撮影枚数やホワイトバランスをアナログメーターで表示するよりも、値段を下げることの方が私には重要だと思える。
しかし。商品を世に出す側の視点に立てば、コンセプトは悪くない。こういうのを待っていたっていう人はたくさんいるだろうし、売れそうだとも思う。