鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

校長先生のお話です

散歩していたら、小学校の卒業式に出くわした。「校長先生のお話です」という小学生の声が、学校の外まで響いていた。
で。
その「校長先生のお話です」だが、尊敬・謙譲の関係がおかしいのではないか。
その場にはおそらく、教師・生徒・父母 の三者がいる。教師と生徒が父母を招いて卒業式をしていると考えても、教師が生徒と父母を招いて卒業式をするとしても、校長は招く側。「校長先生のお話です」という発話は、父母に対して言っている。
と考えれば。「校長の挨拶をお聞き下さい」「校長より挨拶を申し上げます」のようになるのではないか。
翻って。「校長先生のお話です」が正しいのであれば、校長は尊敬される側。校長は招待客に違いない。そんなばかな。