鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

堀江君と産経新聞

私は堀江君の会社があまり好きではないんだが、今回の件では、堀江君を悪くいう人々の方が悪役に見える。
産経新聞の「主張」( http://www.sankei.co.jp/news/050218/morning/editoria.htm )なんかもその例で:

氏が「エンタメ新聞」を発行したいのなら、豊富にあるという資金を注ぎ込んで新たに発刊すればいいだけのことではないか。なにも産経新聞に乗りこんで路線を変更させて、成就するという乱暴きわまりない構想を打ち上げる必要はないし、読者も正論執筆陣の知識人も、そして歴史もそれを許さないであろう。

などと書いてある。
私がおもしろいと思ったのは、「歴史もそれを許さないだろう」という表現である。
たぶん、書き手の怒りを表現したレトリックということなんだろうが、歴史は決して誰かを許したり許さなかったりはしない。
国が免許を与えているから特別で、堀江君のやっているような一般企業とは違うんだ一緒にすんなアホ、と書いてあるように見えるが、一般企業に勤める身としては、産経新聞の主張に与する気にはなれない。