鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

差しが効く

日本茶お茶屋さんで、普段用だと言って買うと、必ずといっていいほど「差しが効く」といってお茶を褒める。このお茶は一煎目も美味しいけど差しも効くし、甘みもあるし……という具合である。
初めて耳にした時は意味がわからなかったのだが、どうも二番煎じ三番煎じも美味しいということのようである。
一方。紅茶は一番煎じしか飲まないものとされている。と思う。
さらに。一部の中国茶は、一番煎じは捨てるものとされている。
この違いは何なんだろうか。文化の違いか。お茶そのものの違いか。茶器の違いか。
少なくともお茶の違いはある。日本茶の二番茶は悪くないが、紅茶の二番茶を美味しいと思ったことはあまりない。
とはいえ、そのようなお茶が選択的に残されてきた原因はと思えば、文化の違いも無視できないと思う。