鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

エレベータが来ないとき

たとえば11階建てのビルのエレベータホール。エレベータは2機。定員は待っている人は20人。2階から11階までの各階に行きたい人が二人ずついたとする。
このとき、2階〜6階に行きたい人は1号機に、7階〜11階に行きたい人は2号機のるようにすると、効率がよくなる。1号機も2号機も2階〜11階に行きたい人が一人ずつ乗るようにすると、効率が最悪になる。

というようなことがあるので、エレベータの輸送効率を上げるためには、エレベータの側で「7階より上に行きたい人は2号機に、6階より下に行きたい人は1号機に」とかいう誘導をする必要があるだろう。
そして。その誘導をするためには、何階に行きたい人が何人いるのかを知る必要がある。

どうやって教えるかだが。
ボタンを押すんだろうけれども。オフィスビルの場合、ほとんどの人は特定のフロアにしか用がない。入り口のフロアとオフィスのあるフロアの往復しかしない場合、その人が入り口のフロアにいたら目的地はオフィスのあるフロアに決まっている。ので、誰なのかがわかれば目的地がわかる。ボタンを押す必要もない。
日常的に利用するフロアが三つ以上ある人も、利用頻度が高いほうから三位以下のフロアに行きたいときだけ、ボタンを押せばいい。

エレベータがなかなか来ないときは、こんなことを考えていたりする。