なんとなく、オリンピックを見ている。
見ていて面白いと思ったことをいくつか。
柔道で、技が決まった瞬間、選手が審判を見上げる。今の技が一本なのか、効果なのか、気になるんだろう。明らかに一本とわかるような技が決まった時は、審判を見ないことが多いように思う。サンプル数が少ないので思うだけ。
日本のナショナルチームとどっかの試合を見ていると、よく「奇跡が!奇蹟が!*1」と、選手たちに失礼なことを解説者だかアナウンサーだかが連呼し、うんざりすることがある。しかし、今日の女子柔道準決勝は、奇跡と言ってもいい内容だったと思う。久々に、ああこれは奇跡と言ってもいいだろう、と思える「奇蹟」を聞いた。
卓球少女福原愛(魔法使いアニメのタイトルみたいだ)の初戦の相手は、ミャオミャオという名前のオーストラリア人である。面白い響きの名前だと思う。中国系に違いない。名字と名前が一緒なんて中国ぐらいかと思ったが、三木美樹・吉野佳乃・甲斐開 みたいなもんか。カイカイはちょっと嫌だが。
それにしても。福原愛の悲壮感を漂わせ続ける表情は何とも見ていてつらい。ミャオミャオは楽しそうなのに。
卓球ネタもう一つ。福原が後ろにそらしたボールを彼女自身が取りにいっている*2。ボールボーイ/ボールガール はいないのか。スタッフが別のボールを渡し、その間に別のスタッフが落ちているボールを拾うようにすれば、試合時間は1割ぐらい縮むと思う。テニスみたいに、一人で何個もボール持っててもいいし。
日本人が出ていれば、どの競技でも大抵、派手に日の丸を身に纏った日本人集団がいる。日本人は恥ずかしい格好をする人たちだ、という印象を持つ人もいるかもしれないが、フランス人だって大差ない。
集団で応援すると、なんとなくみっともない感じになりやすいが、女子サッカーのナイジェリアの応援席がとてもよかった。応援は踊り。太鼓も持ち込んでいたかもしれない。すごく楽しそうだった。あの場にいたら、ナイジェリア人に混じって踊る方を選びそうだ。