鍋あり谷あり

テーマを決めずに適当に書いています。

帰省中の着物

関西に帰省した際、例の小豆地の袷を着ていき、荷物の中には青の縞模様の会津木綿(単)を入れていった。帯は2本。いずれも半幅。旅行なので、お太鼓ではなく貝の口に結ぶことにした。襦袢は旅行前々日に新宿のマイシティに入っている津田屋で、仕立て上がりの絹の長襦袢を買ったので、それを着ていった。あとは替えとして荷物の中にポリエステルの長襦袢を入れていったが、結局これは着なかった。
着物を着てのこれほど長い間の移動はじめて。新幹線乗っている間じっとしているのはつらいんじゃなと思っていたのだが、意外にそれほどでもない。問題はやはり着崩れではないかと思うが、ちょこちょこ直していたらそれほどひどくもならなかったように思う。着いた先の友人宅で帯の緩みに気づき、面倒なので全部脱いで着なおしたけど。
しかし、関西は暑かった。袷はちときつかった。まず大阪に行ったのだが、列車の中ならまだしも、外を歩いているときは暑かった。もう単がいいね。着物姿の二人連れは珍しいらしく、中にはあからさまに上から下までジロジロみるおばさまもいたりして、ちと不愉快な思いもした。そういうときには無視かにっこり笑って返しましょうという意見も聞いたのことがあるのが、そんな不躾なおばさんはにらみつけたくなるという私は、きっとまだ人間が練れていないんだろう。
こちらに帰ってくるときは雨だったので、残念ながら着物ではなく洋服。京都でたまたまMKタクシーに乗ったら、着物着ていると10%オフ、との札が!最近京都ではいろんなところで着物割引があると母から聞いていたのだが、着物割引をはじめたのはMKタクシーだと運転手さんがいってた。
そろそろ浴衣の季節になるね。是非今年も街中に浴衣の若者があふれてほしいものだ。そして今年あたり、無印あたりで男ものの浴衣を売り出してほしいものだとつくづく思う。