理科方面の疑問というか質問というかが某方面から来たので、私なりに答えてみる。
私なりの答えなのであんまり自信がないものも混じっている。
なんで電子は マイナスからプラスに動くのか
短い答えは、「電子はマイナスの電荷を持っていて、同符号の電荷には斥力が、異符号の電荷には引力が働くから」なわけだけど、おそらく知りたいのはそういうことではなくて「同符号の電荷には斥力が、異符号の電荷には引力が働くのはなぜか」が知りたいことなんだろうと想像する。
しかし私には(もしかしたらまだ人類には)「同符号の電荷には斥力が、異符号の電荷には引力が働くのはなぜか」についてきちんと答えることはできない。
なんで脳のシワの数が多いほど頭がいい(?)のか。
脳のシワの部分に、知性とか思考を司る部品が入っているから。
なんだけど、シワが多いほど頭がいいかどうかはよくわかっていないんじゃないかと思う。
人間とネズミの比較、みたいな文脈では「シワが多いほど頭がいい」で正しいと思うけど、人間同士だとどうだかわからないんじゃないかな。
動物は考えているのか。
「考えている」とはなにか、による。
犬やインコがが行っている営みに「考えている」という言葉を使うことに異論がある人は少ないと思う。
ゲームの思考ルーチンだと「ステージ上のどこに何があって得点差がどうだからこういう行動を取る」というソフトウェアを書くことになるんだけど、このソフトウェアの営みについて「考える」という言葉を使いがちだと思う。
逆に。「筋肉への的確な指示を間断なく出し続けることにより、三半規管と視覚からのフィードバックを得ながら動歩行を実現する」なんていう営みはさきほどの思考ルーチンなどよりよほど複雑な処理はだけど「考えている」とはよばれないと思う。
なぜ木は繊維なのか
植物が繊維質になりがちなのは、維管束があるからだと思う。
答えになっているかな。
オーロラの仕組み
オーロラは
- 太陽から宇宙線(ヘリウムの原子核とか、電子とか、色々)が飛んでくる。
- 地球には磁場があるので、飛んできた荷電粒子は極地に当たる。
- 荷電粒子が大気に当たると、大気を構成する原子の電子が励起する→そのうちもとのエネルギー準位に戻る
- 励起→戻る の際に光が出る
という仕組みだという理解なんだけど、なんでカーテンみたいな形状にいなるかは全然わからない。
インターネットでデータを送受信する仕組み。なんでちゃんと正しい相手に届くのか。
短い答えは「宛先が書いてあるから。そして、宛先に送る方法を各自が把握しているから。」だと思う。
URL とか IP アドレスとかいうものがあって、インターネット内を流れる情報には(だいたい)全部「これは xxx から yyy 宛のデータです」って書いてある。
そして、中継する機器は、どこ宛のデータを誰に送ればいいかを知っている。(中継する機器が知らないデータは全部ここに送る、みたいなパターンも含めてなんとかなる)
聞きたいことの答えになっているだろうか。
宇宙の作り方
物理法則や定数を適当に決めて、あとはえいやで。
水に溶けやすい物質と溶けにくい物質があるのはなぜか
「水に溶ける」という現象にも色々ある。
思いつくままに書くと、まずはアルコールや砂糖。
これは物質が水に似ているから水に溶ける。「OH基」の部分が水に似ている。
続いて塩とか。
これはナトリウムイオン(+) と塩化物イオン(-) に分かれる。
そして水分子は電荷に偏りがあるので、イオンがあるとイオンを水が取り囲む。水が取り囲んでしまえば外からは水に見えるので水に溶ける。
で。
各イオンが「水分子に取り囲まれている状態」と「イオン結合で決勝になっている状態」のどちらが安定なのかで水に溶けるかどうかが決まる。
どちらが安定なのかはケースバイケース。イオンの大きさや価数などで決まる模様。
最後にコーヒーとか。
これは化学的には水に溶けていない。
水には溶けていない小さな粒子が水に混ざっているだけ。
人間が音を触れるようになる可能性はあるか
ある。以下の方法で音に触っているような気分になれるんじゃないかと思う。
- スピーカーから出た音を振動板で受ける。
- 振動板の振動を適当に変換(周波数変えたり、ローパスハイパスしたり、振幅変えたり)したりしてから、別のモータで振動を再生する
- 再生した振動に触れる